「カレーってダイエット中に食べていいの?」
伊丹市鴻池のパーソナルトレーニングスタジオを経営していると、こういう質問をよく受けます。特に伊丹市北野にある「リトルインディア」のような本格インド・ネパール料理店は、一歩間違えると高カロリーになりますが、正しく選べば実はダイエットにも筋肉飯にも最高の外食スポットになります。
今回は、パーソナルトレーナーの視点から、インド・ネパール料理店でのメニューの選び方を徹底解説します。
なぜインド・ネパール料理はダイエットに使えるのか
① スパイスが代謝を底上げする
インドカレーに使用されるさまざまなスパイスはダイエット効果に影響します。インドカレーのほとんどに含まれている「クミン」は消化促進効果、減量促進効果が望めるスパイスとして非常に注目されています。
さらにターメリック(ウコン)は抗炎症作用が高く、運動後の回復促進にも効果が期待できます。日本のルーカレーと違い、小麦粉が少ないぶん、スパイスをたっぷり使えるのが本格インド・ネパール料理の強みです。
② 「ルーに小麦粉を使わない」から糖質が低い
糖質制限をしている人たちの間でインド料理屋が人気なのは、日本のカレーはルーに小麦粉がほぼ必ず入っているのに対し、インド料理のカレーは小麦粉不使用で安心してカレーが食べられるからです。
③ 低GI食品のインディカ米が主食になる
インディカ米のGI値は50と、日本米の88と比べて大幅に低くなっています。また、インディカ米には食物繊維が多く含まれているため、腸内環境を整え便秘になりにくいこともポイントです。
「ご飯はダイエットの敵」という常識が、インド・ネパール料理では覆ります。
パーソナルトレーナー厳選!ダイエット・筋肉飯ベスト4
① タンドリーチキン ——ダイエット最強の筋肉飯
リトルインディアのようなインド・ネパール料理店で、ダイエット目的なら迷わずこれを選んでください。
タンドリーチキンのカロリーは1食分(156.5g)で177kcalです。カロリーの中でたんぱく質の占める割合が最も高く、1食分で20.56gも含まれています。たんぱく質は筋肉をつくる材料として消費カロリー量に関わるため、高タンパクなのは嬉しいポイントです。
177kcalでたんぱく質20g超という数値は、コンビニのサラダチキンにも匹敵する優秀さです。しかも、若鶏をヨーグルトと数十種類のスパイスにじっくり漬け込み、タンドール窯で焼き上げることで、外は香ばしく中はジューシーな仕上がりになります。
窯焼きなので余計な油を使わず、ヨーグルトマリネが肉を柔らかくして消化にも優しい。まさに「筋肉飯の完成形」といえます。
パーソナルトレーナーのひとこと: 皮なしのもも肉や鶏むね肉を使うと、皮付きより100gあたり80kcal以上低くなります。お店でオーダーする際、「ムネ肉で」と一言添えるとさらにベターです。
② チキンカレー(ほうれん草・豆系)+インディカ米 ——高タンパク・低カロリーの黄金コンビ
カレーにもきちんと選び方があります。
インドカレーのルーは具材によってカロリーが変わります。1人前のカロリーはほうれん草カレーが212kcal、バターチキンカレーが286kcal、マトンカレーが358kcalです。1人前でもっともカロリーが低いのは、低カロリー・低脂質なほうれん草を使うほうれん草のインドカレーです。
チキンカレーは1カップ(約235g)でたんぱく質23g以上が摂れる優秀な筋肉飯です。主食にインディカ米(バスマティライスなど)を選べば、低GI食品で血糖値の上昇がゆるやかになり、脂肪の蓄積を抑えられます。
リトルインディアでの選び方: ランチセットでは11種類のカレーから選ぶことができます。 ほうれん草チキンカレー(サグチキン)や豆カレー(ダルカレー)を選ぶと、野菜+たんぱく質を同時に摂れる理想的な1皿になります。
③ タンドリー料理の盛り合わせ ——バリエーションで飽きない筋肉飯
タンドリーチキン・手羽先・チキンティッカ・シークカバブ・タンドリープロン・フィッシュティッカ・マライティッカなど、タンドリー料理のラインナップは豊富です。
部位や食材が違うだけで、基本的にはどれも「高タンパク・低脂質」の窯焼き料理。タンドリーチキンに似たマライティッカはナッツのコクがしっかりした一品で、糖質制限中でも食べられるたんぱく質の宝庫です。
パーソナルトレーナーのひとこと: シークカバブはひき肉のスパイス焼きで、脂質は少しありますが、たんぱく質も豊富。ライスやナンをほぼ食べず、タンドリー料理を中心に食べる「肉主体スタイル」はトレーニング日の夕食にも最適です。
④ ダルバート(豆のスープ定食)——ネパール料理の最強ヘルシー定食
もしメニューにある場合は、ぜひ注目していただきたい一品です。
「ダルバート・タルカリ」はダル(豆)+バート(ご飯)+タルカリ(付け合わせのおかず)で構成される、豆とご飯をメインにした栄養バランスの取れたネパール定食です。
豆には植物性たんぱく質・食物繊維・鉄分・亜鉛が豊富で、腸内環境を整えながら筋肉の材料を補える優秀な一食。ダイエット期のランチにうってつけです。
メニュー別カロリー早見表
| メニュー | カロリー(目安) | たんぱく質 | ダイエット向き |
|---|---|---|---|
| タンドリーチキン 1本 | 約177kcal | 約20.6g | ◎ 最強の筋肉飯 |
| ほうれん草カレー 1人前 | 約212kcal | 中程度 | ◎ 低カロリー筋肉飯 |
| バターチキンカレー 1人前 | 約286kcal | 約23g | ○ 増量期に |
| マトンカレー 1人前 | 約358kcal | 高め | △ ダイエット中は量に注意 |
| プレーンナン 1枚(100g) | 約257kcal | 約10g | △ 1枚まで |
| チーズナン 1枚 | 約414〜509kcal | 中程度 | ✕ ダイエット中は避ける |
インド・ネパール料理店でやってはいけない3つのNG
NG① 「ナン食べ放題」を全力で活用する
リトルインディアのように焼きたてナンが食べ放題のお店は魅力的ですが、ダイエット中は要注意です。
ナンとカレーを合わせると1食あたり800kcalを超えることもあり、チーズナンとバターチキンカレーの組み合わせではダイエット中の1食の摂取カロリー目安である500〜700kcalを大幅に上回る可能性があります。
ナンは1枚(お店サイズ約200g)で500kcal前後になることもあります。おかわりが無料でできる場合でも、食べたい衝動をぐっとこらえて1枚に収めましょう。
NG② バターチキン+チーズナンのゴールデンコンボ
最高においしい組み合わせですが、これがダイエットの罠。バターチキンカレーのバター・生クリームと、チーズナンのチーズが合わさると脂質が跳ね上がります。ご褒美の日限定にしましょう。
NG③ ラッシーを食後に飲む
インド料理のラッシーはヨーグルトベースで健康的に見えますが、砂糖が多く含まれる甘い飲み物です。食後にカロリーを追加するのはダイエット的にNG。飲むなら食前に少量、または無糖のチャイ(マサラティー)を選びましょう。
トレーニング目的別・注文プラン
【脂肪を落としたい方・ダイエット期】
- ほうれん草チキンカレー+インディカ米(少なめ)+タンドリーチキン1本
- 合計カロリー目安:約500〜550kcal
- ポイント:ナンはプレーン1枚まで。チーズナンはNG。
【筋肉をつけたい方・増量期】
- バターチキンカレー+タンドリー料理盛り合わせ+インディカ米(普通盛り)
- 合計カロリー目安:約700〜800kcal
- ポイント:たんぱく質を40g以上確保できる理想的な筋肉飯セット。
【トレーニング後の外食に】
- タンドリーチキン2〜3本+チキンカレー+ナン1枚
- ポイント:トレーニング後の30分〜1時間以内が理想。スパイスが血流を促進し、たんぱく質の吸収もサポートします。
まとめ——「カレーはダイエットの敵」は、もう古い
スパイスカレーはうまく作れば最高のヘルシー食になりえます。野菜とタンパク質と炭水化物のバランスがちょうどよく、夏バテしていても食べられるし元気になれる食事です。
伊丹市北野の「リトルインディア」でも、選ぶメニューさえ意識すれば、毎週通っても全くダイエットの邪魔になりません。ポイントはシンプルです。
✔ タンドリー料理とチキンカレーでたんぱく質をしっかり摂る ✔ ナンは1枚まで。チーズナンはご褒美の日限定 ✔ ライスはインディカ米を選ぶ ✔ 甘いドリンクは避ける



