心臓病は、数十年にわたって日本でも世界でも死因の上位を占め続けています。この状況はなぜ変わらないのか——そしてCOVID-19はこの問題とどう関連しているのか——データをもとに見ていきましょう。
目次
数十年にわたる死因の傾向
2011年、2016年と時代が変わっても、米国の死因トップは一貫して心臓病でした。世界保健機関(WHO)のデータでも、世界レベルで心臓病が死因の首位を占め、次いで脳卒中・慢性閉塞性肺疾患が続きます。
COVID-19と慢性疾患のつながり
2021年、COVID-19は米国の死因第3位に浮上しました。しかし注目すべきは、COVID-19で亡くなった方々に多く見られた「併存疾患」の存在です。
- 高血圧
- 糖尿病
- 高脂血症(LDLコレステロール値の上昇)
- 冠動脈性心疾患
- 腎疾患・認知症・COPD
これらはすべて、生活習慣と深く関連する疾患です。さらに、肥満はCOVID-19の重症化リスクを高め、長期後遺症(ロングCOVID)のリスクも増加させることが明らかになっています。
慢性疾患の予防こそが、最強の「感染症対策」
COVID-19は新しい感染症ですが、それに負けやすい体をつくる背景には、慢性疾患というオールドな問題があります。生活習慣を改善し慢性疾患を防ぐことは、あらゆる感染症に対する免疫力の底上げにもつながるのです。



