総務省のデータによると、2060年まで一貫して高齢化率は上昇していくことが見込まれており、2060年時点では、2.5人に1人が、65歳以上の高齢者となる見込みです。ちなみに、2022年における65歳以上の人口は3618万9千人を超え、総人口に占める割合は、28.8%になりました。
すでにご存知の通り、人生100歳時代となり、いかに健康で最後まで生きられるのかという、『健康寿命』が重要視されるようになってきました。健康寿命とは、簡単にいうと「健康な状態で過ごせる期間」のことを言います。よく「死ぬまで歩きたい」「行く時はポックリ行きたい」などという表現をする人もいらっしゃいますね。
加齢により減退する機能や特徴
- ホルモンの産生
- 最大酸素摂取量
- 骨の強度と密度
- 神経系の能力
- 筋量
- 筋力
- バランス能力
加齢により、増加する特徴
- 体脂肪量
- 安静時とトレーニング中の心拍数
- 日常生活動作での他者依存
健康寿命を延ばすためには?
- 健康的な生活習慣の維持
- 疾患の早期発見と治療
- 社会的繋がりの確保
- ストレスの管理
- 認知症の予防
そして、筋力トレーニングが非常に重要になってきます。高齢になると筋肉量が減少し、骨密度が低下するため、筋力トレーニングが健康にとって非常に重要になります。筋肉量が減少すると、日常生活での動作が困難になったり、転倒やケガのリスクが高くなるため、筋肉量を維持することが大切です。
また、筋力トレーニングによって、心臓や血管の機能が向上し、血圧やコレステロールのコントロールにも効果があります。さらに認知機能を改善することにも繋がります。
運動に加えて、バランスの良い食事や十分な睡眠、ストレスの軽減など、生活全般にわたって健康管理を行うこともとても大切です。
体力には個人差があるため、自分に合ったトレーニングプログラムを設計することが重要です。そういった意味で自分に合ったパーソナルトレーナーを見つけることは『健康寿命』を延ばす第一歩になるでしょう。