テレビ・雑誌・SNS・医学文献など、さまざまなメディアで多くのダイエット法が紹介されています。低炭水化物・低脂肪・ベジタリアン・ケトジェニック・DASH・地中海式……どれが本当に体に良いのでしょうか?
目次
あらゆる健康的な食事に共通すること
米国生活習慣病学会元会長・エール大学医学部の栄養学者デービッド・カッツ博士は、様々な食事法を比較研究し、健康的な食事パターンに共通する2つの特徴を見出しました。
- 精製でんぷん・砂糖・加工食品・トランス脂肪酸などの「不健康な食品」を制限する
- 肉の有無にかかわらず、ホールフード・特に植物性食品の摂取を積極的に勧める
「食べ物は食べ過ぎず、主に植物を食べなさい」というマイケル・ポーランの言葉は、この研究結果をシンプルに表しています。
地中海式ダイエットとは
地中海式ダイエットは、世界で最も研究が蓄積された食事パターンの一つです。その特徴は次の通りです。
- 新鮮で加工されていない植物性食品(野菜・果物・全粒穀物・ナッツ類・豆類)を毎日摂取
- 調理にはオリーブオイルなどの不飽和脂肪酸を使用
- 塩の代わりにハーブやスパイスで味付け
- 魚介類を週2〜3回摂取
- 乳製品・鶏肉・卵は適量に制限
- 包装食品・加工食品・砂糖・炭酸飲料は避ける
研究が示す驚きの効果
British Medical Journal誌に掲載されたメタ分析(12の研究・150万人・3〜18年の追跡期間)では、地中海食を実践した人々に以下の効果が確認されました。
- 全体的な死亡率の低下
- 心血管疾患による死亡リスクの減少
- がんによる死亡リスクの低下
- パーキンソン病・アルツハイマー病の罹患率低下
地中海式ダイエットは「制限する食事」ではなく、「豊かな食卓を楽しみながら健康になる」食のスタイルです。



